6月、記者会見で謝罪する社会福祉法人北海道共同募金会の会長(中央)ら=札幌市

 社会福祉法人北海道共同募金会(札幌市)が赤い羽根共同募金などで集めた寄付金のうち、1億8千万円が使途不明になっている問題で、同会は14日、不正な経理処理をしたとして、会計責任者の男性事務局長(58)を13日付で懲戒解雇したと発表した。

 同会によると、寄付金は事務局長が1人で管理。2020年ごろから無断で現金を引き出し、発覚を免れるために金融機関からの借り入れなどで不足分を穴埋めしていたとみられる。

 同会は、着服した疑いがあるとして調査しており、刑事告訴や損害賠償請求を検討している。

 同会は「歳末たすけあい募金」も実施しており、赤い羽根共同募金と合わせた20~25年度の寄付金総額は年6億~7億円で推移。今回の影響で26年度の福祉活動などへの助成金は予定額の約5割にとどまっている。