【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は10日、半期ごとに議会に提出する金融政策報告書を公表した。インフレは「今春に一段と加速した」と指摘。人工知能(AI)を支えるデータセンター向けの半導体などの需要が急増し、電子機器やコンピューターといった関連製品の価格が急上昇したことが一因となったと説明した。
金融政策報告書の公表は、5月のウォーシュ議長就任後初めて。ウォーシュ氏は就任前、AIが生産性を高めて物価上昇を抑える効果を軽視すべきではないなどと主張し、利下げの余地を認めるような発言をしていた。
報告書はインフレ加速の要因として、AIに加え、トランプ政権の関税率引き上げに伴う輸入品の価格上昇や、ホルムズ海峡の事実上の封鎖を受けたエネルギー価格の急騰を挙げた。
足元のインフレ率はFRBが掲げる2%の物価目標と比べて高い水準にあるとし「物価安定を実現する」とも強調した。直近5月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比で4・1%上昇だった。
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