宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、繰り返し飛行できる再使用ロケットの開発に向けた小型実験機「RV―X」の飛行試験を、秋田県能代市の施設で実施した。実験機は白い煙を出しながら、地上10メートルほどまで真っすぐ上昇。静止した後、水平移動し、降下して着陸に成功した。
一度打ち上げた機体を廃棄せずに地上へ戻し、再利用する技術は、人工衛星などを宇宙へ輸送できる頻度の増加やコスト抑制の鍵。今回取得したデータを次段階の試験に利用し、国の次期主力ロケット開発へ取り入れていきたい考えだ。
実験機は上部が鉛筆のようにとがった円筒形で、直径約1・8メートル、全長約7・3メートル。着陸用に4本の脚が付いている。
結果はドイツ、フランスと共同開発中の実験機「カリスト」の設計に反映させる。カリストはRV―Xと同じエンジンを搭載し、2026年度に飛行試験をする予定。今回より高い位置からの着陸を試みる。
日本の主力ロケット「H3」は、飛ばすたびに機体を廃棄する使い捨て型で、コストが課題となっている。
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