経済産業省は10日、デンマークの風車製造大手ベスタス社が北九州市につくる拠点に最大約13億円を出し、支援すると発表した。エネルギー自給率の向上につながる洋上風力発電を「切り札」の電源と位置付けており、設備の国産化を進めて導入を促す狙いがある。
ベスタス社は風車の中核部品「ナセル」を組み立てられるよう2029年度までの拠点整備を目指す。北九州市を選んだのは「サプライヤーやパートナーが集まっており、物流拠点として優れている」からだとした。拠点の誘致に北海道室蘭市や秋田市も関心を寄せていた。
経産省は風車などの国産比率を高めるため、ベスタス社と協力の覚書を3月に締結した。今回は脱炭素の取り組みを促す「GX(グリーントランスフォーメーション)サプライチェーン(供給網)構築支援事業」の対象に新拠点を選定。条件を満たせば補助金を交付する。1993年から風力発電機を国内に納入するベスタス社の実績を踏まえた。
海外製の設備に頼る日本は、高コストが主因となり洋上風力発電の導入が停滞している。
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