インタビューに答える近鉄百貨店の梶間隆弘社長

 近鉄百貨店の梶間隆弘社長は10日までに共同通信のインタビューに応じ、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)に入る本店ウイング館に「2028年度をめどに地方創生に特化したフロアを作りたい」と明かした。各地の食や歴史、文化を発信する拠点を想定している。今年春から地方の魅力を伝えるプロジェクトを実施しており、培ったつながりやノウハウを生かしたい考えだ。

 プロジェクト「ハルカスニッポン博覧会」では、特産品を販売する従来の物産展と異なり、地域ごとに期間を区切って、工芸品や歴史の展示、近鉄グループの会社と連携した旅行案内、移住相談も行う。5月から順に鹿児島、山形、沖縄編を実施。8月から11月にかけて島根、北海道、徳島、宮城、高知編を予定する。

 近鉄百貨店はこれまで、地方店を中心に地域経済の活性化を推進する事業を行ってきた。「近鉄の売りは地域密着。他の百貨店が入り込めないようなところにも入っていきたい」と企画した。

 ウイング館は地下2階から屋上階まであり、まずは27年度、健康や睡眠に焦点を当てたフロアを作りたい考えだ。