陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが佐賀駐屯地(佐賀市)に配備された昨年7月から、隣接する佐賀空港での離着陸回数は今年4月までの10カ月間で1434回となり、防衛省想定の4割弱程度だったことが9日、佐賀県への取材で分かった。今後さらに運用が活発になる可能性がある。V22はこの日、配備から1年となった。
自衛隊の「南西シフト」に不可欠な主力装備品として九州・沖縄で飛行訓練を重ねているが、オスプレイは過去に重大な事故が起きており、安全性への懸念も根強い。
県によると、防衛省想定の年間離着陸回数は約4640回。10カ月に換算すると3866回ほどとなり、実際の発着は約37%にとどまった。月ごとの回数は、練度が推測される恐れがあるとの理由で、防衛省から公表を控えるよう要請があったとしている。
V22の主な役割は、長崎県佐世保市が拠点の離島防衛専門部隊「水陸機動団」の輸送。陸自は昨年7月9日に佐賀駐屯地を開設し、暫定配備先だった木更津駐屯地(千葉県)から移駐を始めた。全17機が翌8月12日までに配備された。
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