「ポピンズナーサリースクールうみ」で保育士とおもちゃを使って遊ぶ子どもたち=港区高輪(提供写真)

 園児の保護者が仕事などもできるコワーキングスペース=港区高輪(提供写真)

 ポピンズの轟麻衣子社長(提供写真)

 「あじわい」2011年秋号(illustration by Mizumaru Anzai (C)Masumi Kishida)(提供写真)

 ロクシタンの創設50周年記念イベントで体験できる三つの香り(提供写真)

 「ポピンズナーサリースクールうみ」で保育士とおもちゃを使って遊ぶ子どもたち=港区高輪(提供写真)  園児の保護者が仕事などもできるコワーキングスペース=港区高輪(提供写真)  ポピンズの轟麻衣子社長(提供写真)  「あじわい」2011年秋号(illustration by Mizumaru Anzai (C)Masumi Kishida)(提供写真)  ロクシタンの創設50周年記念イベントで体験できる三つの香り(提供写真)

 ◎今週の一推しトピック

 ▽「子どもの感性を培う新たな保育のかたち」(港区)

 今年4月に開園した認可保育園「ポピンズナーサリースクールうみ 高輪ゲートウェイ駅前」が、従来の枠にとらわれない施設づくりで注目されている。

 教育(エデュケーション)と保育(ケア)を融合した「エデュケア」の理念に基づき、同施設のほか、全国で320以上の保育施設を運営するポピンズの轟麻衣子社長に、新たな幼児教育のあり方を聞いた。

 「うみ」では、幼児の発達に合わせた絵本や玩具を世界各地からえりすぐり、色彩感覚を育む。「幼児期に培われた美意識は将来の創造力になる」と美観担当の職員も配置、施設内のテーブルや椅子のデザイン性にもこだわった。食育では季節を感じられる食材を提供、あえて陶器の食器を使う。「割れてしまうこともあるものを大切にし、感謝する心を育んでほしい」からだ。子どもを支える保育士の制服は明るい色彩のジャンパースカートに。地位向上や待遇改善にも力を注ぐ。

 「保育園は子どもの未来をつくる場所」という同社の原点は、創業者である母の中村紀子さんにある。アナウンサーを経て、シングルマザーとして育児と仕事の両立に苦労した経験からナニー(教育ベビーシッター)事業を日本に導入。働く女性を支える仕組みを築いた。轟さんは外資系企業を経て欧州の経営大学院INSEADで学び、保育が持つ社会的意義の大きさに気づいて事業の継承を決意した。

 同社は従来の保育の常識に挑み続けてきた。「かつて園側で紙おむつを用意するサービスを導入した際は、前例がないとして自治体から懸念を示されたが、『こうあるべき』にとらわれない発想を貫いた」。この挑戦は他園にも広がり、全国の保護者の負担軽減につながった。

 「うみ」には保護者が利用できるコワーキングスペースも設けた。「仕事と育児で疲れた保護者がほっとできる場所にした。親の笑顔は何より子どもの力になる。これまでの蓄積を生かしながら、新たな保育園の価値を示していきたい」

 ○そのほかのお薦めイベント

 【11日(土)】

 ▽「安西水丸原画展『和菓子の四季』―『あじわい』表紙画から」(~8月21日、中央区、入場無料)

 村上春樹さんの本の表紙や挿絵、絵本、漫画、広告など多方面で活躍したイラストレーターの安西水丸さん(1942~2014年)の仕事の一端を紹介する原画展が、ノエビア銀座ギャラリーで開催されている。

 毎日広告賞など数々の賞を受賞、シンプルで温かみのあるイラストは、今も多くのファンを魅了し続けている。

 展示の核は、全国銘産菓子工業協同組合が発行し、加盟店の店頭に置かれている広報誌「あじわい」の表紙画。安西さんは1999年から約15年にわたって同誌の表紙を手がけた。その原画12点を紹介。日本の四季を彩る和菓子を、かわいらしい動物の形の玩具などと共に、デザイン性に富んだ優しいタッチで描いた作品がならぶ。

 遺族の監修のもと、これらを原画の色合いに近いカラフルな色彩で再現した「ジクレー版画」も合わせて展示。インクを版画紙などに直接吹き付ける最新の技法で、安西さんの世界観を大判にしてよみがえらせた。

 企画担当の鈴木準子さんは「和菓子という親しみやすいモチーフを通して安西作品を再発見できる。そのやさしい人柄のように、心の中にすっと入ってくるイラストの魅力を感じてほしい」と話した。

 ▽「ロクシタン50の秘密」(9~12日、渋谷区、入場無料)

 植物原料を用いたハンドクリームやスキンケア商品、フレグランスなどを展開するフランスの化粧品大手「ロクシタン」。同社創設50周年を記念し、渋谷のスクランブル交差点に面した旗艦店で、ブランドの歴史や環境配慮への取り組みを伝える期間限定イベントを行っている。

 大小50個の黄色のボックスを並べたコーナーでは、来場者が箱を開けるごとに、厳選された自然素材へのこだわり、生産者との絆など、プロダクトの背景にあるストーリーに触れられる。

 会場はラベンダーの香りに包まれ、南フランスの“暮らしの美学”が身近に。フレグランスコレクション「ART OF SCENT」から三つの匂いを体験しながら、気分を切り替えられるスペースも設けた。バーベナやラベンダーなどの香りをイメージした特製ドリンク1杯を無料提供。

 ▽「MOSH Burger&Bar」(中央区、通年営業)

 モスバーガーを展開するモスフードサービスが、昼夜で営業形態が変わる都市型ハイブリッド店舗を銀座にオープンした。オフィスワーカーや観光客らの多様な需要を取り込んでいる。

 昼時間帯(10~17時)は、2種類のチーズを使った「MOSHチーズバーガー」などのハンバーガーを提供。 

 夜時間帯(17時~)はバルに様変わりし、アルコールとカプレーゼ、生ハムなどのおつまみを用意。夜限定のぜいたくな「夜の背徳チーズバーガー」やミニサイズのバーガーも味わえる。仕事帰りの手軽な利用から食事まで、幅広いシーンに対応する。