アジア最大級の犯罪集団ともいわれる中国系組織「プリンス・グループ」の幹部とされるフー・シー容疑者(44)=中国出身=が、居住実態がない住所への転入届を出したなどとして逮捕された事件で、実際に区役所の窓口を訪れ手続きをした中国籍の男が、フー容疑者の名前を記した虚偽の委任状を提出したと説明していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。
男は会社員、李垠宏容疑者(31)。約1カ月後には、同じ区役所や出張所にフー容疑者に成り済まして出向き、不正にフー容疑者のマイナンバーカードの住所を変更していたことも判明。両容疑者は在留カードを不正に使い印鑑登録を申請したなどとして再逮捕されており、警視庁と大阪府警の合同捜査本部が一連の経緯を調べている。
フー容疑者は「安全に暮らせる場所がほしかった」と供述。企業経営などを担う人が条件を満たすと得られる「高度専門職」の在留資格だったが、捜査本部は、海外当局の摘発などを逃れる目的で日本での永住権取得を計画したとみている。
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