三菱電機は、製造現場におけるサイバー攻撃や防御策を模擬体験できる拠点を大阪市内に新設する。製造業のデジタル化が進展する中、生産インフラを狙う攻撃が増え、工場の操業が停止する事例もある。攻撃を体験できる場を顧客に提供し、対策強化につなげてもらう。中谷太郎関西支社長(60)が7日、共同通信のインタビューで明らかにした。
新施設は「OTセキュリティラボ大阪」と名付け、関西支社内で7月15日に開設する。工場などを模した環境を再現し、サイバー攻撃を受けた際の原因究明やセキュリティー機器を使った防御を体験できる。横浜市内に開設して以来、2例目。中谷氏は「関西は製造業が多い。中小規模の企業にもサービスを積極的に展開したい」と語った。
サイバー攻撃は最新人工知能(AI)の活用で高度化が進んでいる。昨年9月にはアサヒグループホールディングスで攻撃によるシステム障害が発生し、受注や出荷が一時停止となった。攻撃への対策は企業の重要な経営課題となっている。
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