【ワシントン共同】米国務省は6日の声明で、中国軍によるSLBMの発射実験について「急速かつ不透明な核兵器増強は地域と世界にとって大きな懸念事項だ」と批判し、軍備管理協議に参加するよう求めた。日本など同盟国やパートナーへの防衛上の責務を果たす決意は揺るがないと強調した。

 国務省は、中国が発射したのはICBM級で、南太平洋に着水したと指摘。全てのICBMと宇宙ロケットの打ち上げについて、通知体制の構築を中国側に求めた。今回の発射で米側に事前通知があったかどうかについては触れなかった。

 トランプ大統領は6日、ホワイトハウスでのイベントで「中国の習近平国家主席が9月の終わりごろにここを訪れる。24日だと思う」と語ったが、ミサイル発射実験には言及しなかった。習氏の訪米を控え、関係安定を優先しているとみられる。トランプ氏は5月の訪中時にも、習氏夫妻を9月24日にホワイトハウスに招くと述べていた。

 中国メディアはミサイルが中国沿岸部からでも米本土に届くSLBM「巨浪3」の可能性が高いとの軍事専門家の見方を伝えている。