文部科学省は6日、学校の保健管理の在り方に関する検討会で、健康診断に関する議論の中間まとめ骨子案を示した。児童生徒のプライバシーへの配慮が重要だが、正確な検査のために着衣をめくって視触診したり、着衣内に聴診器を入れたりする場合があると指摘。学校側が本人と保護者に対し、丁寧な事前説明をする必要があるとした。

 日本医師会はこれまでの議論で脊柱と胸郭、心臓の疾病、皮膚疾患の検査は脱衣が必要で、着衣のままでの診察は容認できないと主張していた。

 骨子案は、説明した上で、理解が得られない場合、着衣の上からの診察では疾病や異常を見逃すリスクを文書で了承してもらう方法を提起。また、学校で受けずに医療機関で個別受診するか、意思を確認するのも有効とした。

 健康診断は学校保健安全法施行規則で6月末までに行うよう定められている。ただ地域によっては、医師による診断は夏休み前までとする緩和策を示した。

 学校健康診断の意義に関し「単に身体疾患の発見にとどまらず、被虐待児などの把握にも資する」とも明示した。