小惑星トリフネに接近してフライバイ探査をする、はやぶさ2のイメージ(池下章裕氏作成、JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機はやぶさ2が5日、小惑星「トリフネ」に最接近し、トリフネの中心から約800メートルの至近距離を高速で通過しながら形や表面の物質を調べる「フライバイ探査」をした。探査機の接近は、小惑星が地球に衝突する危険に備える「プラネタリーディフェンス(地球防衛)」のための実証の意味合いもある。

 これまでのフライバイ探査の中で、小惑星に最も近づく可能性がある。最接近した時点で、トリフネと地球の距離は約1億キロ。JAXA運用チームの三枡裕也チーム長は事前の記者会見で「沖縄から北海道の1円玉を射抜くぐらいの難しさ」と語っていた。