インタビューに応じる岡田克也元外相

 非核三原則の見直しが議論となる中、民主党政権下で外相を務めた岡田克也氏が5日までに共同通信のインタビューに応じた。岡田氏は在任時、緊急時の米艦船寄港による核兵器持ち込みを「時の政権が判断する」と答弁。当時は寄港が起こり得ない前提だったが、近年は米国の核政策が変わり寄港の可能性があるとし、答弁を踏襲する考えを示す高市早苗政権に「踏襲で済む状況でない」と危機感を示した。

 政府はかつて核密約下で核艦船の寄港を容認したが、岡田氏は「国民をだます政治に戻ることは許されない」と強調。寄港を事前協議の対象とすべく、米側と速やかな交渉が求められるとした。

 岡田氏は2009~10年、外相として核密約調査を主導。核艦船の寄港は日米間の事前協議の対象外とする合意があった。岡田氏は国会で「核の一時的寄港を認めないと日本の安全が守れない事態が発生したとすれば、時の政権が命運を懸けて決断し、国民に説明する」と答弁した。

 岡田氏は、答弁前に米側に連絡したといい「同盟国としての立場をなんとか保った」と明かした。