マヌルネコの赤ちゃん=6月(神戸どうぶつ王国提供)

 世界最古のネコといわれるマヌルネコの赤ちゃんが5月、神戸どうぶつ王国(神戸市)で5匹誕生し、すくすく成長中だ。日本動物園水族館協会の加盟施設では、今年の6月時点で26匹しかいない希少な種。飼育員らは、子育ての様子を慎重に見守り、「元気いっぱいに育って」と願っている。一般公開は7月21日の予定。

 どうぶつ王国によると、5匹は5月12日に生まれた。それぞれ太陽に関連する名前が付けられ、オス4匹は「サン」「コモレビ」「ボノ」「ハク」、メスは「ナギ」に決まった。現在は非公開の獣舎で生活しており、母ネコとじゃれあう活発な様子が見られるという。

 5匹は、離乳食のミンチ肉を食べて成長。出産直後は体重120~180グラム程度だったが、6月末にはいずれも750グラム超まで大きくなった。

 マヌルネコは600万年ほど前から存在すると言われるネコで、主に中央アジアに生息する。長い毛並みと、狩りのためのかくかくした動きが特徴だ。高山地帯など細菌の少ない環境に生息しているため、感染症への抵抗力が弱く、飼育や繁殖が難しいとされる。