衆院本会議場=6月

 自民党と日本維新の会が国会に提出した衆院議員定数削減法案を巡り、共同通信社が2月の衆院選結果を基に、比例代表45議席を減らした場合の男女比率を試算したところ、男性議員より女性議員の減少する割合が高いことが3日、分かった。議席減少率は男性議員23%に対し、女性議員35%だった。現職が優先されがちな小選挙区に比べ、比例は女性を含む新人候補が擁立されるケースが多い。比例に限定した削減は政治分野のジェンダー平等を目指す流れに逆行する側面がある。

 法案は、与野党でつくる協議会で選挙制度改革と定数削減を検討し、法施行から1年以内に結論が出ない場合、比例定数を自動的に45減らす内容。法案通りになれば、比例の定数は現行176から131に変わる。

 共同通信は2025年国勢調査速報値に基づき、人口比を反映しやすいとされる「アダムズ方式」で比例代表の11ブロックの定数を算出。衆院選結果を当てはめ、当選議員の男女比を試算した。

 比例で実際に当選した男性議員は136人だったが試算では105人。女性議員は40人から14減の26人。