北海道大総合博物館で常設展示されているカムイサウルスの全身骨格=3日午前、札幌市

 恐竜研究をリードする北海道大の総合博物館で3日、企画展「北大の恐竜たち」が始まった。北大が前身の札幌農学校開校から今年で150周年を迎える記念事業の一環。北大の長年の研究成果を貴重な実物標本などで紹介する。11月1日まで。

 企画展示は、日本人によって初めて命名された「ニッポノサウルス」や、札幌市で発見された「サッポロクジラ」など。3日の開会式であいさつした同館教授の恐竜学者小林快次氏は「実物標本の本物が勢ぞろいするのは初めてで、非常に意味のある展示。北大を巣立った研究者たちの功績のおかげだ」と強調した。

 北大は、化石の研究から絶滅した脊椎動物の生態の推定や、外観の復元などを行う古脊椎動物学の研究をリード。2003年に北海道むかわ町で発見された骨格化石は、小林氏らの研究の結果、19年に新種に認定。全身の大部分の骨が見つかり、「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名された。

 同館は4月から全長8mに及ぶカムイサウルスの全身骨格を常設展示で公開。欠けていた骨を3Dプリント技術で復元した経緯などを伝えている。