【キーウ共同】ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中、ウクライナ軍兵士で画家のマクシム・リバルコさん(45)が2日、首都キーウで広島に原爆が投下された際のきのこ雲や涙を流す少女を描いた壁画を完成させた。リバルコさんは「あらゆる方法で戦争がもたらす恐ろしい結果を伝えることが大切だ。核兵器が存在せず、皆が平和に暮らすことを夢見ている」と話した。
壁画の制作は大阪市鶴見区のフリージャーナリスト吉村大作さん(46)が企画。吉村さんは、8歳の時に広島で被爆した小倉桂子さん(88)の体験を元にした紙芝居「ケイちゃんの消えない雲」を世界に伝える活動をしており、紹介されて連絡を取ったリバルコさんが趣旨に賛同し実現した。
壁画は紙芝居の表紙が題材で、リバルコさんは休暇を利用し、同じく画家の妻アナスタシアさん(34)と共に約1週間かけキーウの閉店した店舗のシャッターに描いた。
リバルコさんは2日、集まった報道陣や支援者を前にウクライナ語で紙芝居の内容を読み上げ、少女の顔に絵の具で涙を加え壁画を完成させた。
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