【ロンドン共同】英国推理作家協会は2日夜(日本時間3日朝)、優れた推理小説やミステリーに贈るダガー賞の翻訳部門にフィンランドの作家アンティ・トゥオマイネンさんの「冬の仕事」を選んだと発表した。最終候補に残っていた雨穴さんの「変な絵」の英訳版(ライオン・ジミーさん訳)は受賞を逃した。
ダガー賞は米国のエドガー賞と並ぶ推理小説の最高峰の賞として知られる。2025年の翻訳部門では王谷晶さんの「ババヤガの夜」が日本人作家の作品として初めて受賞した。
雨穴さんはロンドンで行われた授賞式に出席した。終了後の取材に「受賞を逃してしまったのは残念だが、この場に参加できたことは作家人生において貴重だ」と興奮した様子で語った。
「変な絵」は9枚の奇妙な絵を巡るミステリー作品。オカルトサークルに所属する大学生が、「あなたが犯した罪」というメッセージと共にブログに掲載された絵を見つける場面から物語が展開していく。
日本の版元の双葉社によると、作品は22年の出版後、国内外で話題となり、約40の国と地域で翻訳出版が決定している。
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