環境汚染の恐れがあるとして国が在庫把握を求める有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤について、国の全国調査で空港保有分に記載漏れがあったことが2日、関係者への取材で分かった。公表資料にない大阪(伊丹)空港が代表物質PFOAを含む泡消火剤4210リットルを保有。空港を所管する国土交通省の調査内容が、結果をまとめる環境省に伝達されていなかった。
北海道の空港では泡消火剤の在庫を一部重複計上。佐賀県は、佐賀空港の泡消火剤は公表資料と種類が異なると説明している。国は代表物質のPFOSなどを含む泡消火剤の処分のため「在庫量把握は不可欠」とするが、基礎となる調査の精度や正確性に疑問符が付いた形だ。
環境省は2024年11月、PFOSやPFOAを含む泡消火剤について、各空港会社が管理する成田、中部、関西については所有していないと発表。同じく会社管理の伊丹に関する記載はなかった。都道府県別の発表でも、伊丹が所在する大阪府と兵庫県において空港は「ゼロ」としていた。
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