静岡県熱海市で2021年7月に起きた大規模土石流は、3日で発生から5年となる。共同通信は2日までに、発生直後と今年5月の空撮画像を基にし、それぞれの高精細3次元(3D)画像を作成し、比較した。
発生3日後の21年7月6日の3D画像では、土砂を食い止める砂防ダムが満杯になっている様子や、流れ込んだ土砂の影響とみられる茶色く濁った海面が確認できる。傾斜地に立地していた家屋は流失し、土台とみられる段差だけが残されていた。
今年5月の3D画像では、23年に完成した新たな砂防ダムや、集落を貫く川の護岸などで復旧工事が進む様子が見て取れる。山の斜面は緑に覆われていた。
発生直後に共同通信のヘリから調査し、今回3Dで改めて当時の傾斜地の状況などを確認した東京都立大の鈴木毅彦教授(地形学)は「海までの勾配があまり変わらず、土砂が一気に下流へ流れるしかなかった地形的な特徴が分かる」と話した。
3D画像は共同通信の特設サイト「3Dファイル」で公開している。
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