クマによる人身被害が6月30日早朝に発生した那須塩原市の塩原温泉街周辺では、同日夜から7月1日朝もクマの目撃情報が続いた。那須塩原署や市は地元猟友会と連携し、警戒を呼びかけるとともに周辺のパトロールを続けている。

 署によると、30日午後10時15分ごろ、同市塩原の天皇の間記念公園から南西に約700メートルの山林で、体長約1・5メートルと約1メートルのクマ計2頭が東に移動しているのを通行人が発見した。

塩原温泉街(国土地理院の写真データを加工して作成)
塩原温泉街(国土地理院の写真データを加工して作成)

 1日午前8時5分ごろには、同市上塩原の上塩原交差点から南西約600メートルの市道で、体長約1メートルのクマ1頭が西に移動しているのを通行人が目撃した。

 人身被害が出た現場と温泉街の近くにある塩原小中学校では30日以降、校庭の使用を制限しているが、授業は通常通り実施している。通学や下校時はスクールバスや保護者の送迎で対応している。

 同市中塩原では30日早朝、住民の農業男性(73)がクマに襲われ、顔などに重傷を負った。