政府の2025年度文部科学白書の素案が1日判明した。深刻化する教員のなり手不足を受け「教職の魅力向上が喫緊の課題」と指摘し、働き方改革や処遇改善の取り組みを促進する方針を明記した。小中高の児童生徒の自殺者数が25年に538人と過去最多を更新したことに「極めて憂慮すべき事態」と警鐘を鳴らした。
学校安全の推進では、今年3月に沖縄県名護市辺野古沖で同志社国際高(京都府)の女子生徒が死亡した船の転覆事故や、部活遠征中の北越高(新潟市)の男子生徒が死亡した5月の磐越自動車道のマイクロバス事故に触れ、「安心して学習できる環境を整備する必要がある」と強調。再発防止に取り組むとした。
昨年末に判明した、学校基本調査の大学進学率などで特別支援学校が長年除外されていた問題にも言及。「問題点の認識に至らず放置していたことは不適切で、反省点とする。今後は従来の考え方に問題がないか常日頃から確認し、不断に見直す」とした。
素案は1日の自民党部会でおおむね了承された。今月中の閣議決定を目指す。
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