【モスクワ共同】ウクライナ軍によるロシアの製油所や石油貯蔵施設への無人機攻撃の影響で燃料の販売制限が導入されたことに伴い、首都モスクワや地方の給油所で6月下旬以降、ガソリンなどを求める自動車の行列が連日発生し、社会現象となっている。プーチン大統領も燃料供給に問題があることを公式に認めたが、状況は「危機的ではない」と強調した。
プーチン氏は6月28日の閣僚らとの会合で「給油所では行列が続き、残念ながら必要な種類のガソリンが必ずしも手に入らない」と述べた。一方、備蓄量は十分だとの認識を示し、国民に冷静な対応を呼びかけた。
だが消費者の間では「買えるうちに調達する」との傾向が強まっている。6月30日にモスクワの給油所を回ると、大手石油会社の系列でガソリン販売は1台当たり20~50リットルまでに制限。条件は1カ月前より厳格化されており、どの給油所でも車列が発生していた。大手の傘下でない給油所は休業に追い込まれている。
ロシア政府庁舎に近い石油大手ルクオイルの給油所では、車列は100メートルを超えていた。
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