国連が核兵器廃絶に取り組む次世代のリーダーを育成する事業のスタディーツアーが29日、長崎市で始まった。核保有国を含む39カ国の若者ら約50人が被爆者の話に耳を傾けた。ホンジュラス出身の研究者アナ・パオラ・パラダさん(25)は「被爆者の体験を記憶し続け、核のない世界への思いを次世代につなげたい」と話した。
事業は「ユース非核リーダー基金」。2022年に当時の岸田文雄首相が創設を表明し、日本政府が費用を拠出。ツアーは2回目で、来月1~3日には広島市を訪れ被爆体験などを聞く予定。
長崎のツアーでは、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の横山照子代表理事(84)が父親の被爆状況を証言。体全体が焼け、顔から血を噴き出していたといい「この世の人とは到底思えないありさまだった」と語った。
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