高市早苗首相は29日、官邸で開かれた総合海洋政策本部会合で、南鳥島(東京都小笠原村)沖の海底にあるレアアース(希土類)開発に関し「産業規模での開発実証を速やかに進めてほしい」と関係閣僚に指示した。中国への依存度を減らし、将来的な商業利用を念頭に置いている。政府の北極に関する基本政策について、2027年度の改定に向けた作業に着手することも求めた。
南鳥島沖では今年2月、地球深部探査船「ちきゅう」が水深約5600メートルの海底から、レアアースを含む泥の採取に成功。首相は会合で、経済安全保障の観点から開発に必要な体制を整備する考えを示した。採算性の向上などが課題とされている。
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