下野新聞の夏の全国高校野球選手権栃木大会の名物連載「白球の詩」。ともに夢を追った仲間との日々、胸に秘めた覚悟、知られざる親子の葛藤…。連載が始まった1980年以降の紙面から、心を揺さぶる珠玉のストーリーの数々を紹介します(7月7日まで毎日配信予定)。昨年公開分を含めた復刻記事一覧はこちら。
【白球の詩】2016年(第98回大会)那須海城
“みんな”で野球をするために、どれだけの距離を重ねてきただろう。東日本大震災の影響で来春閉校する那須海城に「最後の夏」がやって来る。
1日遅れで顔を出した太陽が、胸に刻まれた「海城」の文字を照らした開会式。浜野慎太郎主将は、長く険しかった道のりを思い出していた。
中高一貫の全寮制男子校。中学入学前の2011年3月11日、思い描いていた学校生活が奪われた。校舎は被災。放射能汚染の風評被害で学舎は東京都多摩市に移った。
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