国立映画アーカイブ(東京)は25日、活動継続のためのクラウドファンディング(CF)を始めた。9月までの募集で目標額は1億円。本年度の国の運営費交付金が、一昨年度の4割超に当たる3億円以上を減額した3億5856万円に引き下げられたためという。
記者会見した栩木章館長は「求められる財政構造と、われわれのミッションの間で誤差がある。大きな危機感があり支援を訴えたい」と話した。
同館は独立行政法人国立美術館傘下の機関で、フィルムやポスター、図書といった映画関連資料の収集・保存・公開などを担う。CFは「使命は人類の記憶をつなぐこと」と題し、活動内容や存在意義を広く知らせることが目的。支援金はこれらの事業に充てる。
政府は国立の美術館・博物館が自己収入を増やすよう方針を提示。同館は例年5千万円台だった自己収入の目標額を、本年度は2億4873万円としたという。経費削減に取り組むが「2億円足りない」としてCFに踏み切った。
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