2025年12月に開かれたライブ「さらば20代」のステージに立つホフディランのワタナベイビーさん(左)と小宮山雄飛さん=東京・渋谷(提供写真)

 デビュー当時の小宮山雄飛さん(右)とワタナベイビーさん(提供写真)

 複合施設「Otemachi One」館内に設置された花の装飾オブジェ=東京・大手町(提供写真)

 ジュエリーブランド「ボロロ」のリング(提供写真)

 清澄白河のベーカリーカフェ「PARKSTAND Coffee&Bakery」に並ぶ焼きたてのパン(提供写真)

 2025年12月に開かれたライブ「さらば20代」のステージに立つホフディランのワタナベイビーさん(左)と小宮山雄飛さん=東京・渋谷(提供写真)  デビュー当時の小宮山雄飛さん(右)とワタナベイビーさん(提供写真)  複合施設「Otemachi One」館内に設置された花の装飾オブジェ=東京・大手町(提供写真)  ジュエリーブランド「ボロロ」のリング(提供写真)  清澄白河のベーカリーカフェ「PARKSTAND Coffee&Bakery」に並ぶ焼きたてのパン(提供写真)

 ◎今週の一推しトピック

 ▽「時代超え魅力放つ音楽活動」(渋谷区)

 人気音楽ユニット「ホフディラン」が、デビューから30周年を迎えた。記念ライブ「30ディラン」を7月12日、渋谷・さくらホールで開催する。節目のステージへ向けて、小宮山雄飛さんとワタナベイビーさんが今の心境を語った。

 爽やかなメロディーと詞が印象的なデビュー曲「スマイル」(1996年)は、世代を超えて愛される名曲だ。2020年には俳優の森七菜さんがカバーして再ブレイク。「恋はいつも幻のように」(97年)「極楽はどこだ」(98年)など、ホフの楽曲は時代を超えた魅力を放ち続けている。

 バンドの始まりは94年、ワタナベさんが渋谷のライブ出演に向け、大学生だった小宮山さんらに声をかけたのがきっかけ。6人編成だったが2人になり、その後、メジャーデビューを果たした。

 ワタナベさんは「コロナ禍でライブもレコーディングもできない頃、2人で毎週リハーサルを重ねた。音楽的に強くなり人間的にもさらに親しくなりチームのレベルが上がった」と転機を振り返る。「年齢とともにつまらない縛りから解放され、創作の幅も広がった」

 小宮山さんは「曲と詞に対して常に正直でありたい。歌でキャラクターを演じるのではなく、歌の中に自分を出し、その中に自分の視点もユーモアも、意外に真剣な部分も反映される」と明かす。

 「迷いが生じた時、遠慮なくそれを指摘してくれるのが小宮山だ」「ワタナベの異常なまでの“承認欲求”が今こそホフディランの最大の武器」と互いにリスペクトを失わない。

 小宮山さんは渋谷区観光大使やグルメ活動でも活躍。「ワタナベが真のミュージシャンでいてくれるから、ぼくは外で自由にできる」と話す。「ホフが“現役感”をキープできているのは、カルチャー方面での小宮山の活動のおかげ」とワタナベさん。

 30周年ライブは、共に歩んできたバンド「Best3」と、コーラスの真城めぐみさんを加えたフルメンバーで臨む。2人は「感謝を込め、全国どこへでも行きたい」とツアーに意欲をみせた。

 ○そのほかのお薦めイベント

 【27日(土)】

 ▽「大手町に水面彩る花明かり」(~7月31日、千代田区)

 大手町の複合施設「Otemachi One」の屋内外で、水面を彩る花々と光の演出イベント「みなも花灯り」が開催されている。

 寺社のちょうず鉢に季節の花を浮かべる伝統習慣に着想を得た試み。施設内と屋外緑地の計五つのエリアに、アジサイやダリアなど色彩豊かな花々をあしらった装飾オブジェを展開。注目のフローリスト越智康貴さんが空間プロデュースを手がけた。

 日中は自然光に映えるみずみずしい景色が広がり、ライトアップ後は幻想的な夜景を楽しめる(17時~)。毎週木曜には緑地周辺にキッチンカーが出店。

 ▽「世界と日本文化つなぐジュエリー店が青山に」(通年営業、港区)

 ジュエリーブランド「ボロロ」が5月、青山のフロムファーストビルに初の旗艦店を開いた。百貨店などにも出店しているが、独立した店舗を持つのは初めて。

 同ブランドは、ディレクターの赤地明子さんが「宝石は地球が生み出したアートピース」をコンセプトに、2010年に設立。原石のよさを生かした個性的なデザインや色使いが幅広い層から人気を集めている。

 IT企業のシステムエンジニアだったが、母親の看病を機に自らの人生を見つめ直し「一度しかない人生、本当にやりたいことをしよう」とジュエリー制作の世界に飛び込んだ。ニューヨークで宝石学を学び、米国宝石鑑定士の資格をとった後、ブラジル、タイ、マダガスカルなど世界の鉱山や宝石の産地を約2年半かけて回った。過酷な現場で労働者たちが採掘した未加工の原石の美しさに触れ、きれいに加工しすぎずに石本来の良さを生かすジュエリーデザインのアイデアが湧いたという。

 原石の加工は山梨県の伝統工芸の工房、詫間宝石彫刻(甲府市)と協働。「日本の職人の優れた技が、目指すデザインを形にしてくれる」と赤地さん。石の質感を残した「Rock(ロック)」シリーズや丸い形の「gyoku(玉)」シリーズなど“和の趣”のあるピアスやリング、ペンダントが生まれた。「がんばれば誰でも購入できるブランドでありたい」と手頃な価格帯も用意した。

 ハイブランドの店舗が席巻する表参道周辺で、かつての青山らしい洗練と温かみのある店はきらりと光る。「事業を興し、この青山で店を持つには大きな勇気が必要だった。世界の鉱山文化と日本の伝統技術が融合したアートのような宝石を紹介する拠点としたい」

 ▽「下町の倉庫が本格ベーカリーに」(通年営業、江東区)

 材木倉庫をリノベーションしたベーカリーカフェ「PARKSTAND Coffee&Bakery」が5月、清澄白河にオープンした。

 天井の高さ4メートル超の開放的な店内に、フランス製の大型オープンキッチンを設置。職人が次々とパンを焼き上げる姿を間近に眺めながら、いれたてのコーヒーを楽しめる。提供されるパンは、かむと小麦のうまみが広がるハード系から、抹茶あんバター、みずみずしいフルーツデニッシュまで多彩だ。

 6月から店舗前に開放的なテラス席を新設。緑豊かな木場公園に近い、下町の新たな憩いの場となっている。