カンボジアを拠点に「ニセ警察詐欺」などを実行したとされる特殊詐欺グループを巡り、兵庫県警は25日、詐欺容疑で首謀者とみられる住所不詳の自称製造業菅原孝文容疑者(31)を逮捕したと発表した。県警は少なくとも7件、約1億3千万円の特殊詐欺被害に関与したとみており、グループの実態解明を進める。認否は明らかにしていない。
県警によると、グループは「電話をかける仕事。捕まることはない」などと主に20~30代の日本人を「かけ子」に勧誘して拠点のビルで特殊詐欺を繰り返していた疑いがあり、匿名・流動型犯罪グループ(匿流)とされる。容疑者はかけ子を仕切る立場だったとみられる。
逮捕容疑は男女17人らと共謀し、2024年7月、北海道小樽市の男性(66)に警察官や検察官を装い「協力しないと捕まえる」などと電話して、100万円を送金させて詐取した疑い。
タイとカンボジアを容疑者が行き来している情報をつかんだ県警がタイ警察に協力を依頼。容疑者は7日、バンコク近郊の国際空港で拘束された。24日に日本に移送され、県警が同日逮捕した。
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