那須烏山市の中心市街地で、7月24~26日に開かれる伝統の「山あげ祭」。今夏の「当番町」を務める鍛冶町は今年、明治時代に完成した大屋台の着工から125年、来年は完成120年の節目を迎える。屋台の前部を彩る彫刻「御拝(ごはい)飾り」は、勇壮な大鷲(おおわし)…ではなく、それを懲らしめる日本神話の少彦名命(すくなひこなのみこと)が主役。珍しい題材の由来は、日露戦争の時代までさかのぼる。

大鷲退治の彫刻が特徴的な鍛冶町の大屋台(市提供)
大鷲退治の彫刻が特徴的な鍛冶町の大屋台(市提供)

 山あげ祭は、旧市街6町が交代で当番町を務め、祭りを仕切る。各町が受け継ぐ大屋台、その正面ひさし下の御拝飾りは、伝統技術の粋を集めた個性ある彫刻で彩られている。