地球温暖化の要因である二酸化炭素(CO2)を陸上の生態系がどれだけ吸収しているかが分かるデータベースを、国際的な研究者のネットワークが立ち上げた。森林や農地、湖など世界で700を超える地点のデータを研究者に提供。CO2の抑制に欠かせない生き物たちの活動を理解し、温暖化対策に生かす。
ネットワークに参加する大阪公立大の植山雅仁准教授(微気象学)によると、陸上の植物や微生物は、世界中で発生するCO2の4分の1を光合成などで使うために吸収しているといわれている。ただ、吸収量は気候の影響や場所によって変動するため、正確に把握するのは難しいという。
これまでは世界の研究者が、空気が流れる速さやCO2の濃度を測る機器を独自に設置し、観測を続けてきた。得たデータから、機器の周辺で吸収されているCO2の量を導き出せる。
今回、世界中で集めたデータを統合し、広く活用できる仕組みを整えた。日本からは約50カ所の記録を提供。観測期間が30年に及ぶ場所もある。
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