スイス中部ビュルゲンシュトックで協議に臨む(左から)バンス米副大統領、パキスタンのシャリフ首相、カタールのムハンマド首相=21日(パキスタン政府提供、ゲッティ=共同)

 【ビュルゲンシュトック、ワシントン共同】米国とイランは21日、仲介国のパキスタンとカタールを交えてスイス中部ビュルゲンシュトックで4者協議を開いた。イランは、双方が戦闘終結を宣言した覚書に盛り込んだレバノンでの軍事作戦の終了を強く要求した。一方、トランプ米大統領はイランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の再封鎖を表明したことに反発し、「場外」から再攻撃を警告したため協議は紛糾。4者協議は約80分間で終了した。

 米ニュースサイト、アクシオスは米外交筋の話として、協議は22日まで続き、その後は実務者がスイスにとどまって話し合いを続ける見込みだと伝えた。21日の協議ではレバノンでの戦闘回避やホルムズ海峡開放について議論したとしている。

 米国とイランが17日に覚書に正式署名してから初の協議で、イラン外交筋によると4者協議は対面で実施された。米代表団を率いるバンス副大統領は冒頭で、イランが中東地域の不安定化要因だったと主張しつつ「平和と繁栄を促進する未来を見据えていく」と述べた。