財務局や財務事務所など財務省の11出先機関の庁舎警備を巡る17件の契約で、警備員の休憩時間帯に関する仕様書の記載が不明確だったため、想定した警備体制が取られていなかったことが19日、会計検査院の調べで分かった。財務省は、仕様書で具体的に定めるよう周知した。
検査院は、財務局や財務事務所、出張所など26機関が22~23年度に業者に支払った警備業務の契約44件を調査。このうち21機関の34件で警備員の休憩や仮眠時間帯に関する記載が仕様書に全くないか、不十分だった。
検査院によると、34件のうち11機関の契約17件では、警備員が休憩や仮眠を取ったため、配置場所にいない時間が約14万9千時間(支払額計約2億6千万円相当)あった。機関側は、対処が必要な事案が発生した際には休憩や仮眠中の警備員が対応する体制を想定していたが、実際にはこうした体制は取られていなかった。
3機関の契約4件(支払額計約4億5千万円)では、一般競争入札で応札者の半数以上が機関側の想定とは異なり、休憩時間帯に代替要員が必要だと認識していた。
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