授業中の校舎から突然、黒煙と炎が上がった。東京都北区の区立滝野川第三小で19日に起きた火災。ベルが鳴り響く中、防災頭巾をかぶり、ハンカチで口元を押さえながら校庭や近くの公園に避難した児童らは、一様に「怖かった」と振り返った。
火災が発生した午前11時ごろ。出火元とみられる4階の音楽準備室近くの教室にいた6年の女児は、砂糖が焦げたようなにおいに気付いた。何人かが様子を見に行くと、突然「ビー、ビー」と大きな音が鳴り、階段のシャッターが閉まったという。
「逃げろー」「駆けないで」。騒然とする中、4年の女児(10)は涙を見せる同級生に「大丈夫だよ。がんばろう」と声をかけた。児童らは教員の指示に従って、上履きのまま校庭に出た。
近所の40代女性は、校舎の外側にある「ひさし」の上に逃れた児童を目撃した。近くの窓からは黒煙が噴出。うずくまりながら助けを待っていた児童は、はしごで上ってきた消防隊員に救助されたという。
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