障害者が身近な地域で歯科治療を受けられるよう歯科医や医療機関が連携する本県独自の「県障害者歯科医療システム」は、2016年度の運用開始から10年を迎えた。システムで位置付けられた各地域の「障害者歯科医療協力医」を受診した患者は、統計が残る17~24年度で延べ1万8620人に上り、近年は17年度の約1・5倍のペースに伸びている。一方、協力医は歯科医の高齢化や新規登録者の伸び悩みから減少傾向にあり、県は確保策を模索している。

 県などによると、知的障害や自閉症がある人は歯科治療に強い不安を感じ、パニックになることがある。歯科医院側も通常より多くのスタッフや診療時間を要するため