全国でクマによる被害が相次いでいることを踏まえ、携帯電話大手が人工知能(AI)やドローンを活用した対策に乗り出している。クマの出没をいち早く確認するサービスなどを提供し、住民の安全確保をサポートする。
NTTドコモは、札幌市内の基地局にカメラを設置しクマの出没を即時に検知する実証実験を始めた。森林と住宅が隣接して住民の危険性がある地点を2カ所選んだ。AIがカメラの映像を解析し、クマが現れると即座に把握する。
これまではカメラに保存されたデータを回収したり、人がモニターを目視したりする必要があった。基地局周辺は通信環境が良く、データを素早く送受信できるという。11月まで実施し、将来は全国の自治体への展開を目指す。
KDDIは北海道新十津川町で、ドローンを使って出没情報があった地域を監視している。赤外線カメラで、荒天や夜間でもクマを発見できる可能性が高いという。地元猟友会が連絡を受けて現場に向かう間にクマがいなくなることがあり、サービスを始めた。
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