市販用アイスクリームの価格を巡ってカルテルを結んだ疑いがあるとして、公正取引委員会は16日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、明治、森永乳業など製造大手6社に立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。小売店などに示す「メーカー希望小売価格」の引き上げで合意した疑いがあるといい、物価高騰を背景とする「便乗値上げ」の可能性もある。店頭価格に影響すれば、最終的に消費者が不利益を被ることになる。
残る4社はロッテ、江崎グリコ、森永製菓、赤城乳業。本社所在地はグリコが大阪市、赤城乳業が埼玉県深谷市、ほか4社はいずれも東京都。公取委がアイスクリームに関する価格カルテルの疑いを調査するのは初めて。
江崎グリコは取材に「公取委の調査を受けていることは事実。全面的に協力している」と答えた。
関係者によると、6社は数年にわたり、メールや会合などを通じて情報交換し、小売店などに示すアイスクリームや氷菓の希望小売価格を引き上げる方針や、上げ幅を決めていたとみられる。
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