日光市内で相次ぐクマの出没に対して、4月に「市緊急銃猟実施マニュアル」を策定した市は15日、豊岡運動公園などで関係者を集めての訓練を初めて実施した。市によると、県内市町が単独で行う緊急銃猟訓練は初めてという。
市街地にクマが居座った際に安全な緊急銃猟が行われるよう、各部署の役割や連絡体制などを確認することが目的。市や今市署、日光署、捕獲従事者となる県猟友会日光支部関係者ら約100人が参加した。
参加者は同地区センターでマニュアルの説明を受けた後、隣接する同運動公園に移動。クマ1頭が公園内に出没したと想定し、マニュアルに沿って現場の把握、各団体との連絡、避難誘導、緊急銃猟の可否の判断などを行った。瀬高哲雄(せたかてつお)市長の「緊急銃猟をしてください」との指示を受け、同支部の射手がクマに向けて発砲する手順も確認した。
訓練を担当した市観光経済部の平久明(たいらひさあき)部長は「各団体が協力して訓練できたことは有意義なこと」と話し、同支部の石川晴朗(いしかわはるお)支部長(78)は「複雑なマニュアルを理解するためには訓練は何よりも重要」と評価した。
日光市が把握する4、5月のクマの目撃件数は、藤原地域の16件を最多に計40件にのぼる。
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