発がん性などの健康影響が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、大手化学メーカー「三井・ケマーズフロロプロダクツ」清水工場(静岡市清水区)の近隣住民らを対象とした血液検査で、全員から同社が取り扱っていた代表物質PFOAが検出されたことが15日、京都府立大などの調査チームへの取材で分かった。日本には血中濃度の基準がないが、ドイツの指針値を約2割の人が超過、最大で10倍に上った。
同社工場は2013年に全廃するまでPFOAを使用していた。対象は住民ら37人。チームによると、ドイツは1ミリリットル当たり10ナノグラム(ナノは10億分の1)を健康リスクがありうるとする指針値としている。原田浩二教授は「企業による汚染との関連が疑われる事例だ」としている。
三井・ケマーズ社は共同通信の取材に対し「血液検査の結果につきまして、当社は関知しておりませんので、コメントは控えさせていただきます」と回答した。
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