シェークスピア戯曲の全訳などで知られた英文学者で演劇評論家の小田島雄志(おだしま・ゆうし)さんが8日、老衰のため東京都の介護施設で死去した。95歳。旧満州(中国東北部)生まれ。葬儀は近親者で行った。
東大文学部英文学科を卒業し、同大学院修了。東大教授を務め、坪内逍遥以来、日本で2人目となるシェークスピア全戯曲37作の個人訳に取り組み、「シェイクスピア全集」を完結した。
オズボーン、ウェスカーなど英現代演劇の紹介にも努め、多くの戯曲を翻訳した。演劇評論では新劇からミュージカル、宝塚歌劇まで幅広い分野で活躍。「だじゃれ」の名人としても知られ、演劇にまつわる軽妙なエッセーも数多く著した。
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