太平洋戦争末期の福岡大空襲から81年となるのを前に、福岡市の円応寺で14日、慰霊祭が執り行われた。寺のある簀子地区では176人が亡くなったとされ、毎年慰霊を実施しているが、今回初めて名簿で記録に残る105人の氏名を読み上げて供養。三木英信副住職は「数字ではなく、亡くなられた方の名前で供養ができて安堵した」と話した。
寺によると、これまでは個人情報に関する市社会福祉協議会の規定により読み上げができなかった。今年4月に規定が見直され可能となった。
この日、当時5歳で被災した溝部嘉隆さん(86)は、水でぬらした布団をかぶって火の海を逃げた体験を参列者に語り「戦争は二度としてはならない」と呼びかけた。
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