6月20日、トリイ堂醸造がブルーマジックをタップテイクオーバーするフライヤーデザイン

 今年2月末に醸造を始めた「トリイ堂醸造(鹿沼市鳥居跡町)」は20日、宇都宮市池上町のビアバー「BLUE MAGIC」で、自社ビールが店を独占するイベント「タップテイクオーバー」を開催する。自社ビールの知名度向上と鹿沼への誘客を狙う。

 「タップテイクオーバー」はクラフトビール業界の用語。特定の醸造場(ブルワリー)がビアパブの注ぎ口をほぼ丸ごとジャックするイベントを指す。

 トリイ堂醸造は、栃木県内で18番目に稼働を開始した醸造場。地元鹿沼の地域活性化を目指し、地元を中心に認知度向上の活動を続けてきた。

 店舗がある新鹿沼駅前は、JR宇都宮駅とをつなぐ路線バス「シウマイ餃子ライン」の発着点でもあることから、バス路線のつながりを生かして宇都宮での提供を決めた。

 今回のタップテイクオーバーでは、ブルーマジックにある10本のドラフトタップのうち8本でトリイ堂醸造のビールを提供。他1本をブルワーの若林勇太(わかばやし・ゆうた)さん、有馬明日香(ありま・あすか)さんが醸造を修業したブルワリーのTHE KICHI(日光市)のビールで対応する。当日の営業時間は正午~午後10時。若林さんと有馬さんは、午後3時から店に立つ。ビールの価格はショートサイズが千円、レギュラーサイズが1200円。

 つまみは中華クラゲ、ポテトサラダ、アジ南蛮漬けを用意。プレゼントが当たる抽選会も企画するほか、Tシャツやパイントグラスなどオリジナルグッズの販売も行う。

 トリイ堂醸造が提供する8種のビール(かっこ内はビールのスタイル)は次の通り。

(1)「ヱキゾチックサマー」(スパイスセゾン) 

 初夏が旬の新生姜、山椒、アニスシード(セリ科植物の種子)を加えて、さっぱりとスパイシーな味わいにより食事を引き立てる。

(2)「一礼 IPA」(ウエストコーストIPA)

 日光の一の鳥居の横に生まれたトリイ堂で一礼。桃のような甘い香りから、きれいな苦みへ続く。

(3)「雁が音」(ほうじ茶、ブラックIPA)

 黒ビールなのに重くない。ほうじ茶が香ばしく香り、黒ビールが苦手な人もお薦めのビール。

(4)「雨上がりのラガー」(ラガー)

 軽くて爽やかで、わずかにお花とスパイスの香りを感じる。梅雨の終わりの爽やかな風と夏に向け、生き生きと動き出した自然の気配を感じるビール。

(5)昼席Session(コーヒーセッション)

 華やかなコーヒーが香る黄金色のビール。昼も夜も、仲間と自然に楽しめるライトな一杯。

(6)NENE(ハワイアンゴールデンエール)

 “ネネ”はハワイの国鳥。南国フルーツの柔らかな香りと軽いモルトのうま味、ハワイの夕暮れを感じるビール。

(7)クラシカル美人(アンバーエール)

 モルトのビスケット感で軽やかに楽しめる。奇をてらわない、安定感のあるクラシカルな味わい。

(8)Trillium[トリリウム](オーツクリームIPA)

 オレンジと蜂蜜の風味がするライトエール。花畑のような芳しさにミード(蜂蜜酒)風の爽やかな甘みがある。