筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で日本ALS協会県支部長の鈴木諭(すずきさとし)さん(50)=宇都宮市在住=は今春、手術で声帯を含む喉頭を摘出した。ALSの進行でのみ込む力が低下し、食べ物が気管に入る誤嚥(ごえん)で命を落とす危険性が高まったためだった。「食べたい」という強い思いから、摘出で声を失うことを受け入れて決心。「食べることは生きる楽しみ。自分らしく生きたい」と笑顔を見せる。

「生きる喜びを感じながら前を向いて歩んでいきたい」と、ベッドで笑顔を見せる鈴木さん=5月上旬、宇都宮市内
「生きる喜びを感じながら前を向いて歩んでいきたい」と、ベッドで笑顔を見せる鈴木さん=5月上旬、宇都宮市内

 「誤嚥を恐れず、何でも安心して食べられる」。獨協医大病院での手術を終え、約1カ月ぶりに帰宅した5月上旬、鈴木さんは視線入力でパソコンを操作し、画面に言葉をつづった。