栃木県那須町長選で落選した新人の異議申し立てを受け、調査を行う県選管関係者=5月、栃木県庁

 栃木県選挙管理委員会は12日、1票差で決着した3月の那須町長選を巡る調査結果を発表し、現職平山幸宏氏(64)の当選を無効と裁決した。候補者2人の名前を混同していた票の一部を有効票と認定し、他の票についても判断を見直した結果、落選した新人の元町議小山田典之氏(65)が、平山氏を2票上回った。

 公選法に基づき小山田氏が審査を申し立てていた。町選管が4月に全票を再点検した際は、平山氏が小山田氏を3票差で上回っていた。

 小山田氏は取材に「このような判断をしていただき感謝している」と述べた。平山氏は「内容を精査し、東京高裁に提訴するか検討していく」とのコメントを出した。平山氏は裁決の告示日から30日以内に、高裁に訴訟を起こすことができる。地方自治法の規定により、裁決か、訴訟の判決が確定するまでは町長職を失わない。