6日早朝から9日午後にかけ、宇都宮市の中心部や市街地にクマが出没し、恐怖と大混乱をもたらした。繁華街を駆け抜けた衝撃は、本県のクマ対策への危機管理を急速に喚起させる。大捕物を振り返り、課題や教訓を探る。
県民を驚愕させる瞬間は、7日午前2時20分ごろに訪れた。宇都宮市のど真ん中、オリオン通りを横切る漆黒の個体を、商店街の防犯カメラが捉えていた。
「まさかクマが出るなんて誰一人思ってなかったでしょ」。宇都宮オリオン通り商店街振興組合事務局長の松田法子(まつだのりこ)さん(61)が感じた衝撃は、大半の市民共通の受け止めでもある。
6日早朝、市北部から続く山地の南端に位置する長岡町での目撃が「スタート」だった。
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