信越化学工業は10日、レアアース(希土類)の工場を福井県に新設する方針を明らかにした。既に福井県越前市で鉱石からレアアースを製錬し、電気自動車(EV)のモーターなどに使われる強力な磁石も製造しており、生産能力を高める構え。圧倒的な世界シェアを握る中国への依存を減らし、国内の供給体制を強化する。
具体的な拠点の場所や投資額、稼働時期などは非公表としている。レアアースは各種のハイテク製品に不可欠で、防衛分野にも使われる素材。中国は外交関係の悪化を背景に日本への輸出規制に動いており、政府は経済安全保障の観点から国内供給網の整備を急いでいる。新工場も支援する可能性がある。
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