旭硝子財団は10日、地球環境問題の解決に向け貢献した人をたたえるブループラネット賞を、ダイオキシンや有機フッ素化合物(PFAS)などの環境中に残留しやすい化学物質のリスクを評価する研究を進展させた米国立環境健康科学研究所元所長のリンダ・S・バーンバウム博士(79)ら2人に贈ると発表した。
バーンバウム氏は環境中に残留する化学物質が体内に取り込まれて排出されるまでのプロセスと、体に悪影響を及ぼす仕組みを研究。特に胎児期など感受性の高い時期にさらされると将来的に慢性疾患リスクに関与し得ることを示し、妊婦や子どもを守るためのリスク評価や規制への転換につながった。
もう一人は、米コロラド州立大のエドワード・バービエイ教授(68)。自然や生態系を「自然資本」として捉え、その価値を「生態系サービス」として定量化する手法を確立し、繁栄と持続可能性を同時に実現する「グリーン経済」をけん引してきた。
10月28日に東京都内で表彰式を開き、それぞれに賞金50万ドル(約8千万円)を贈る。
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