高濃度のPFASが検出された岡山県吉備中央町の浄水場=2025年3月

 環境省は5日、健康影響が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)のうち代表物質のPFOSやPFOAを、京都、岡山、熊本の3府県の土壌や水から除去する実証事業の結果を公表した。条件によって結果が異なる可能性があるものの、99%以上の濃度低減効果が確認された技術もあり、自治体や除去作業を担う企業などに参考となるよう取りまとめた。

 実証事業は、大手ゼネコンなど8社に委託した。鴻池組(大阪府)や清水建設(東京都)などは、一部浄水場から高濃度のPFASが検出された岡山県吉備中央町の土を使用した。鴻池組は約千度の高温でPFASを熱分解させ、清水建設は土壌を粒径で分けて洗浄した。環境管理センター(東京都)は活性炭で土壌を固め、PFASが漏れ出さないようにする技術を実証した。

 京都府綾部市と熊本市の汚染された水を使った検証も実施。エコサイズ(三重県)や奥村組(大阪府)などが参加し、活性炭やイオン交換樹脂などを使い濃度低減効果を確認した。

 その結果、土や水からPFASを99%以上除去した事例もあった。