2022年4月に自殺した岐阜県立高校の男性教諭=当時(37)=の遺族らが4日、岐阜県庁で記者会見し、時間外勤務(残業)が原因の公務災害に認定されたと明らかにした。代理人弁護士は、顧問を務めた部活の遠征などで残業が約1カ月で100時間近くに上った時期もあり、うつ病につながったと説明。遺書には「僕が悪い」と自らを責める言葉が残されていたといい、妻は「夫は疲れ切り心を病んでしまった」と涙を浮かべた。
弁護士によると、同校に赴任した21年4月以降、運動部の指導で残業が増えた。20日以上の連続勤務が3回確認され、中には32日間に及んだ時期もあり、同年10月中旬~11月中旬の残業は97時間に上った。亡くなる直前にも、県外遠征で自家用車に生徒を乗せ数百キロ運転していたという。
地方公務員災害補償基金は今年3月、遅くとも22年4月までにうつ病を発症しており「公務が原因で自殺した」と認定した。妻は、遺書の日付が複数回書き直された跡があったと明かし「死へのためらいがあったと思う」と声を震わせた。
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