小山市の西堀酒造は、透明タンクを活用し発光ダイオード(LED)の色光を照射しながら醸す日本酒「ILLUMINA(イルミナ)」シリーズの3種が入った「飲み比べセット」を発売した。「LED色光照射発酵酒」は世界初という。
同酒造は独自に製作したアクリル製の透明なタンクを備え、通常は見ることができない対流など醪(もろみ)の発酵具合を「見える化」した。発酵の制御は温度の管理が基本であり、醪に対しては光を極力避けて醸造するのが従来の酒造りの常識とされてきた。同酒造はこうした常識に対し、植物や微生物が光の色の違いに反応する事例に着想を得て、波長の異なる光を照射して造り上げた。
シリーズには3種の純米吟醸酒がある。青色LED(短波長)を照射することで発酵を抑制した、フルーティーで滑らかな甘口の「青光 BLUE LIGHT」。赤色LED(長波長)で発酵を促進させ、ドライで酸味の利いた辛口の「赤光 RED LIGHT」。緑色LED(中間波長)を当てて発酵させ、濃醇で甘みと酸味のバランスが良い中口の「緑光 GREEN LIGHT」の3種だ。アルコール度数は、いずれも16%。
これらは通常、各720ミリリットル(2750円)で販売しているが、飲み比べセットは「全種類を試したい」という顧客の声に応えて用意された。土産や贈答用にも使いやすいよう各180ミリリットルとし、価格も化粧箱入り3本セットで3300円と手頃に設定した。

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